イン・ザ・ヒーロー

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仮面ライダーや戦隊ヒーローの主人公が変身した姿を演じ、アクション映画や変身ヒーローを支えるスーツアクターにスポットを当てた物語。アクションに命をかける男と彼を取り巻く熱い仲間達の姿を描く。

主役の本城渉に、自身もライダーマンのスーツアクターとしてスクリーンデビューした経歴を持つ唐沢寿明。人気ヒーローを演じる若手俳優一ノ瀬リョウ役に、これまた『仮面ライダー フォーゼ』の福士蒼汰をキャスティング。主題歌にはこれまた『仮面ライダーW』に出演した吉川晃司。

あらすじ

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本城渉は3年前に別れた妻との間に中学生の娘を持つベテランスーツアクター。スーツアクターとは観客や視聴者に顔も名前も知られることのない肉体を酷使する仕事。いつの日か、顔も名前も出して映画に出演することを夢見て、日々励んでいた。

ある時、ヒーロー映画の新キャラクターを俳優として演じるチャンスが訪れるが、その座を若手アイドル俳優の一ノ瀬リョウに奪われてしまう。にも関わらず、ハリウッドアクション大作のオーディション中の一ノ瀬の面倒を見ることになった本城。

最初はその生意気な態度を本城に注意され反発する一ノ瀬だったが、アクションや演技に対する真摯な姿勢に影響を受け始めた一ノ瀬は、ハリウッドへの夢を語り本城への弟子入りを志願する。彼の本気を感じた本城は一ノ瀬にアクションの指導を始める。

甲斐あって、一ノ瀬はオーディションに合格する。だが、その映画のアクションが危険すぎるために主役級の外国人俳優が降板し、撮影続行が危うくなる。慌てたプロデューサーは代役として、本城にオファーするのだった。

しかし、それは命を落としかねないあまりにも危険なスタントだった。

感想

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「夢をかなえるゾウ」の作者水野敬也が脚本に関わったせいでしょうか、名言の多い映画でした。

「アクションはリアクションがあって始めて成立するチームプレイだ!」
「俺がやらなきゃ誰も信じなくなるぞ。アクションには夢があるってことを。」

中でも唐沢寿明演じる主人公の本庄渉が言う2つのセリフは鳥肌が立ちました。

実際には50歳を過ぎた唐沢寿明のアクションにはキレが欠ける部分があるのは勿論です。アクション俳優で売って来たわけではないですしね。ただ、クライマックスの約15分間に及ぶ100人斬りの殺陣も、特撮ファン、アクションファンを熱くさせてくれました。

仮面ライダーファンのアラフォーオヤジとしては、特撮ヒーローの撮影の裏側が観られたのは嬉しかったです。特に、女性ヒーローの中に胸にパットを入れたおじさんが入っていたり、逆に女性が入ってることもあるなんて驚きでした。ヒーローショーも実際のスーツアクターが演じているのも意外でした。

レビュー

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デビュー当時、自ら変身ヒーローのスーツアクターを演じた経験を持つ唐沢寿明の経験が生かされた本作には、普段僕達が知らないスーツアクター達の苦労が描かれていて、アクション映画や仮面ライダーなどを観る目が変わってしましました。

少年時代、ブルース・リーやジャッキー・チェン、仮面ライダーや戦隊ヒーローに憧れたアラフォー以上の男性は、この映画を見るときっと熱くなれると思います。映画が好きな人、夢を持っている人、ヒーローを演じる影のヒーロー達を応援したい人には是非映画館に足を運んで観て欲しいです。

逆に間違っても仮面ライダーや戦隊ヒーローファンの小学生男子には見せてはいけません。

吉川晃司の主題歌が良いシーンで流れ、主人公の本城と一緒に走り出したくなるはずです。

★★★☆(3.5)

『イン・ザ・ヒーロー』公式サイト

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