ジュピター

『マトリックス』シリーズ、『クラウド・アトラス』の監督アンディ&ラナ・ウォシャウスキー姉弟が初の3Dで描くSFアクションラブロマンス。主演はチャニング・テイタム、ミラ・クニス。

あらすじ

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シカゴで母親と叔母とハウスーキーパーの仕事をするロシア系移民のヒロインは「こんな生活は嫌だ」と嘆く毎日。産まれる前に父を強盗に殺され、母と叔母と三人でハウスキーパーの仕事をしています。そこから自分のDNAにまつわる時空を股にかけた思いがけない冒険へと旅立つことになる。

感想

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宇宙を支配する王家の覇権争いに巻き込まれたヒロインの物語です。見ている内に「未来少年コナン」と『フィフス・エレメント』を思い出しました。

コナンはどんな状況でもラナを助けに来る少年。『フィフス・エレメント』のブルース・ウィルス演じるコーベンはヒロインの「愛」を起動する役。

今作のチャニング・テイタム演じる元傭兵ケインは両キャラクターを合わせたような役。どんなピンチにも必ず駆けつけて助けてくれるヒーローでマッチョな王子様キャラでした。

重力ベクトルを操作して空を飛べるシューズを使った、ケインのアクションシーンが見せ場です。

アイススケートのように宙を移動しながら銃撃戦をしたり、落下するヒロインをうけとめたりします。シカゴの高層ビル群を使ったドッグファイトシーンも良かったです。

グローブの手の平側にホログラフで投影されるキーボードがデバイスの操作系インターフェイスになっていたり、ハイテクノロジーのデバイスを活用したシーンはワクワクしますね。

人類の起源について語られたりしているあたりが、個人的には好みの要素だったりするのですが、あまりにもさらっとスルーされるので残念でした。

世界の基本構造はマトリックスと同じです。ネタバレになるので詳しく書きませんが、仮想現実世界が宇宙に、機械と人工知能が異星人に置き換わった感じです。その辺り、すぐに気がつくと思います。

画期的な新しい画作りはなかったですが、異星のセットや衣装、音楽が好みでした。

ケインが投獄されていた原因となったの過去の事件について、あまり本筋には絡んでこないエピソードだったのが残念です。あと、ヒロインが蜂を操れるという能力が、クライマックスあたりで活かされると良かったのにと思いました。面白そうなキャラクターが沢山いるのに活かしきれていないのも残念でした。

まとめ

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『マトリックス』シリーズのような革新的な映像表現はないので、それを期待していくと大きく肩透かしをくらいます。ただ、IMAXの3Dで観たので、空間の広がりと奥行き、迫力を堪能できました。

ストーリー的にはとても分かりやすくなっています。マッチョなヒーローが活躍するアクションシーンが多かったり、シンデレラストーリーにもなっているので、男性も女性も楽しめるんじゃないでしょうか?デートムービーとして退屈しないと思います。

★★★☆(3.5)

『ジュピター』公式サイト

監督アンディ・ウォシャウスキー
ラナ・ウォシャウスキー
出演チャニング・テイタム
ミラ・クニス
上映時間127分
エンドロールおまけ映像なし

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