東京マラソンまでいよいよ残り1ヶ月を切りましたね。エントリーされている方は練習と準備は万全でしょうか。マラソン未経験だけど、東京マラソンに当選したので、せっかくだから完走目指したい。
でも、どんな準備をしたら良いのか分からないという方は、まずランニングシューズを準備してください。
フルマラソン4回完走、昨年の東京マラソンでサブ4.5を達成したマラソン中級者のcodamaが、マラソン歴5年の間に6足履き替えた経験を元に、初めてマラソンにチャレンジする方が、怪我なく楽しく完走するためのシューズ選びについて紹介します。
「マラソンシューズなんて必要無い」とか、「タイムは気にせず完走が目標」という方にも必読です!
スニーカーでは決して走らないで!
まず、スニーカーとランニングシューズでは重さが違います。平均的なスニーカーは片足300グラム以上ありますが、ランニングシューズは200~250グラム程度です。
仮にスニーカーとランニングシューズで100グラムの重量差があったとして、初心者のランニングの平均的な歩数を1キロ約1000歩と考えると、フルマラソンでは4万2000歩以上必要になります。
両足がトータルで持ち上げる重量の差は単純計算でのべ4.2トンになり、これでは自ら大きなハンデを背負うようなものです。
ランニングシューズ選びのコツ
スポーツ専門店で買う
ABCマートなどにもランニングシューズはありますが、しっかりとした知識を持った店員さんのいるお店で買いましょう。ヴィクトリアやB&Dなどのスポーツ用品店がおすすめです。
店員にアドバイスを受ける
お店では恥ずかしがらずに店員さんに自分のマラソンランナーとしてのレベルを正直に伝えて、アドバイスを貰いましょう。スポーツ用品店の店員さんはあなたのレベルにあったシューズをおすすめしてくれるでしょうから、試着して気に入ればそれを買いましょう。
サイズ感に違和感があれば遠慮なく違うサイズのシューズを出してもらいましょう。正しいランニングシューズの履き方や靴紐の結び方も教えてくれます。
メーカーアンテナショップの場合は、あなたのレベルに合わせながら新商品をおすすめしてくるはずです。
こちらも試着して違和感がなければ買って構いませんが、少しでも違和感がある場合は無理に買おうとせず、「また見に来ます」などと伝えて別のお店に行ってみましょう。
また、店頭で気に入ったものが見つかれば、シューズとサイズを覚えて、ネットで安いお店を探すのもOKです。
必ず試着する
試着する場合は次の3点を必ずチェックしてください。
ランニングシューズのサイズ
目安は普段の靴よりも1cmほど大きいサイズを選びましょう。
試着する際はランニング用の靴下を持参するか、お店の試着用の靴下を借りましょう。普段履く靴下とは生地の厚みが違うので、シューズを履いた時の履き心地が違ってきます。
試着のコツは、シューズを履いたらまず床に踵をトントンとして、シューズの中でぴったりと踵の部分が密着するようにしましょう。その上で靴紐を締めます。締め方はつま先をの方はしっかりと、足の甲の中腹は緩めに、足首辺りは再度しっかり目に締めましょう。
親指のつま先がシューズの内側に当たらないサイズを選んでください。目安はつま先をシューズの上から押しても親指に当たらない状態です。あとは足の横幅が一番広い部分が窮屈でないか。足の甲が締め付けられるような感覚はないかなどを注意してください。
ランニングシューズのクッション性
フルマラソンでは自重を4万2000回も支えることになるため、シューズの足の裏のソールの役割が重要です。
最近は初心者向けの軽くてクッション性の高いシューズがたくさん出ていて、主に踵部分に各メーカーが工夫を凝らした構造や新素材でクッション性を高めているので、自分にあったものを見つけましょう。
ランニングシューズの重さ
基本的にランニングシューズは、普段のスニーカーに比べて軽くできています。中でもトップアスリート向けのシューズは、速く走るためにクッション性や耐久性を犠牲にして、とても軽量化されています。
ですので、間違っても初心者の皆さんは軽いからという理由でサブ3モデルなどには手を出さないでください。
初心者向けのシューズでも軽くできているので安心してください。
ランニングシューズのグリップ性、柔軟性
その他、履いた状態で少し走ってみて、しっかりと地面を捕らえるか、滑らないかなども確かめましょう。雨のマラソンでは地面をしっかりグリップする性質も大切です。また屈伸をしてみたりして靴の裏が固すぎないか、しっかりと曲がるかという柔軟性についてもチェックしましょう。
初心者がランニングシューズを選ぶコツまとめ
- スポーツ専門店で買う
- 店員にアドバイスを受ける
- 必ず試着する
この3つを守れば、あなたにあったシューズが見つかりやすくなるはずです。ただし、実際に練習で数十キロ程度走ってみないと分からない部分もあります。
僕も1足だけ100キロ程度(普通は平均7〜800キロ走って買い換えます)走って、合わないと判断して以降一度も履かなかったシューズがあります。そのシューズを履いて走ると、走り終わった後に必ずといって良いほど足の裏を痛めました。もし、履いて走ってみて違和感を感じたり、痛みを覚えたらそのシューズを履くのを辞めてみましょう。
しばらく休んだ後(足の痛みが引いたら)、もう一度履いて走ってみても同じような症状なら、そのシューズは自分には合わないと思ってきっぱり諦めましょう。ランニングシューズは安い買い物ではありませんが、怪我をしては本末転倒ですので。
ランニングシューズの価格は平均すると1万円前後だと思いますが、最新モデルではないいわゆる型落ちのモデルなら、時期によっては40%OFF価格などで手に入れることもできるので、狙い目です。